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トップページ > 広報・報道・大臣会見 > 大臣会見等 > 記者会見要旨 > 平成30年 記者会見要旨 > 法務大臣閣議後記者会見の概要

法務大臣閣議後記者会見の概要

平成30年7月10日(火)

 今朝の閣議においては,法務省案件はありませんでした。
 7月5日からの記録的な豪雨によりお亡くなりになられた皆様に対し,心から御冥福をお祈り申し上げますとともに,被災された方々に対し,心からお見舞いを申し上げます。
 法務省としても,総理の指示を踏まえ,情報収集を行い,被災者の皆様のお力になれるよう努めてまいります。
 具体的な法務省の対応としては,岡山刑務所及び鳥取刑務所において,近隣の住民の方々を受け入れて,非常食や寝具等の提供を行ったとの報告を受けています。
 また,広島刑務所尾道刑務支所においては飲料水を,広島少年院においては非常食を,それぞれ所在自治体に提供済みで,今後,高松刑務所においては,非常食や飲料水等の支援物資を所在自治体に提供する予定である旨報告を受けています。
 法務省関係官署における被災状況については,一部官署において施設の被害や断水,情報ネットワークの障害等が生じたものの,業務継続に影響は生じていないとの報告を受けているところです。

改正組織犯罪処罰法の施行から1年が経過したことに関する質疑について

【記者】
 11日で「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が施行されて1年となりますが,現在立件数はどうなっているか教えてください。また,少ないと思うのですが,立件数が少ない理由について,御所感をお願いします。

【大臣】
 テロ等準備罪の検察当局における受理件数は,現時点で把握している限り,0件です。
 テロ等準備罪の捜査・訴追については,関係機関において,関係法令に則って適正に行われるものと承知しています。テロ等準備罪の検察当局における受理件数が現時点で0件であるということについては,テロ等準備罪で対処しなければならないような重大な事態が幸いにしてこれまでのところ発生していないということに過ぎないものではないかと考えています。
 しかしながら,テロ等準備罪については,テロを含む組織犯罪を未然に防止するための備えとして設けられたものであり,テロ等準備罪の検察当局における受理件数が現時点で0件であるからといって,備えであるテロ等準備罪を創設した意義が失われるものではないと考えています。
 我が国は,テロ等準備罪処罰法の成立を受け,TOC条約を締結したことにより,これまで有効な条約がないため協力を求められなかった国や地域等との間で,テロを含む組織犯罪について,条約に基づく国際捜査共助等を相互に求められるようになるなど,国際社会との連携をより緊密にしたものです。
 この他,先般,米国国務省が発表した人身取引報告書においても,TOC条約等の締結が評価されるなど,テロ等準備罪処罰法の制定については,意義があったものと考えています。
 テロを含む組織犯罪については国境を越えて行われることが少なくないため,国内における適切な捜査に加え,国際的な捜査共助等を活用する必要性が高いことなどから,このような犯罪への対処については,今後とも,国内外の機関と連携しながら,適切に対処してまいりたいと考えています。

死刑確定者7名の死刑執行に関する質疑について

【記者】
 先日の臨時記者会見であったり,就任記者会見でも,大臣の執行に当たっての姿勢として,「鏡を磨いて磨いて」という言葉をよく使われており,慎重姿勢という趣旨かなとは思うのですが,改めてその言葉にかけている思いであったり考え方をお聞かせください。

【大臣】
 「鏡を磨く」ということについては,「明鏡止水」ということわざがあります。様々なことをしっかりと見つめながら,澄み切った心でそのことに当たるという意味のことわざでして,私も鏡を磨きながら,しっかりとそこに映し出される様々な事柄について,澄み切った心でしっかり向き合っていきたいと,こういう気持ちで申し上げたところです。それぞれの考え方,あるいは姿勢といったことについて,必ずしも1つの言葉で表されるものではありませんが,私の中では,そうした姿勢を大切に考えながら慎重の上にも慎重に行動してまいるということを心に決めて動いているところです。

【記者】
 死刑が執行された松本元死刑囚についてお尋ねします。遺骨が東京拘置所に保管されているという報道がありますが,事実関係と今後の扱い,また保存期間についても教えていただけますか。

【大臣】
 個々の死刑確定者の死刑執行後の遺体や遺骨の取扱いにつきましては,御遺族のプライバシーに関わる事項ですので,お答えについては差し控えさせていただきます。

赤坂議員宿舎における会合に関する質疑について

【記者】
 「赤坂自民亭」というものが批判されていると思いますが,5日は北海道では既に甚大な被害が出ており,西日本でもさらに大きな被害が出るのではないかという警告が出ていました。しかも,翌日には死刑執行がありました。そうしたことを全て御存知だったと思いますけれども,どのような気分で宴席に座られていて,今,批判されていることについて,どのように考えているかお聞かせください。

【大臣】
 先ほど,私の基本的な事に臨むに当たっての姿勢について,御質問がありましたが,先ほど申し上げたとおり,慎重にも慎重な検討を加えた上で,対応したということについてはそれに尽きるということです。
 死刑は大変重い刑罰ですので,その意味で,一点の曇りもない鏡に映し出される事柄について,真っ直ぐに澄みきった気持ちで事に当たるということでした。
 今,御質問があった件ですが,この会合は,私が同期の中で,これまで27回の回数を重ねながら企画してきた会合です。今回は,会合に総理をお迎えするということで,幹事としての役割を果たすという意味で臨みました。その当時は,このような大変な災害になっているということについて,思いを寄せることが出来ず,先ほど御指摘のあった,北海道で様々な被害が起きているという事実や,西日本でも大変な豪雨の中で生命の危機に晒され,避難していらっしゃる方がいるという状況についても,把握しておらず,その点については,御質問の中にあった「よく災害の被害状況について知っていたのではないか。」ということについては,そこまで考えが及びませんでした。その点については,私の不明ということであり,御批判があることについてしっかりと受け止めなければならないと考えています。取組の姿勢については,先ほど申し上げたとおり揺るぎのないものですので,御批判をいろいろといただいているということについては真摯に受け止めさせていただきます。
(以上)
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